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リフォームのローン】種類や金利について詳しく解説します2019.10.22
こんにちは。
八王子市・日野市を中心に安心して長く暮らせる住宅リフォームを
提案している新井建設、 一級建築士の新井与四和(あらいよしわ) です。
リフォームの際にローンを組む場合は、無理のないものを考えたいですよね。
リフォームに使えるローンは、リフォームローンと住宅ローンです。
それぞれに長所と短所がありますが、何が自分に合うかは人それぞれ。
各ローンの特徴や金利について詳しく解説しますので、ぜひ読んで比較してみてください。
リフォームローンと住宅ローンの違い
ここではリフォームローンと住宅ローンのメリットとデメリットについて、簡単に説明します。
リフォームローン
リフォームローンはリフォームに限られたローンで、返済期間が短く金利が高い一方、無担保で比較的かんたんに借りられます。
●メリット
・担保が不要
・審査は短め(最短では1日というところも)
●デメリット
・融資額が少ない(限度額500〜1000万円)
・金利が高め(1.5%〜5%)
・返済期間が短い(3ヶ月〜20年)
住宅ローン
都市銀行・地方銀行・信用金庫・ネット銀行などの住宅ローンは、リフォームの場合も使えます。
返済期間が長く金利が低めですが、借入可能額が高いので、審査が長く担保も必要となります。
また、審査は事前審査(約3〜4日)・本審査(約1週間)に分かれ、実際借り入れられるのは本審査終了後の2週間〜1ヶ月後です。
●メリット
・金利が安い(1%未満〜)
・返済期間が長い(最長35年)
・借入額が大きい(限度額1000万円〜1億円)
●デメリット
・抵当権や保証人などの担保が必要
・審査が厳しく結果が出るまでの期間が長い
住宅ローンの手続きは保証会社や支店・本店間のやりとりが発生するなどとても煩雑です。
しかし、近年では審査にAIを導入する銀行も増えてきて、審査が大幅に短縮しつつあるようです。
リフォームローンの種類
金融機関が用意している住宅ローンと違い、リフォームローンにはいくつかの種類があります。
銀行のリフォームローン
いわゆるメガバンクと呼ばれる都市銀行や、地方銀行などで展開しているローン商品です。
金利や借入可能額などは各銀行によって異なります。
財形住宅融資
サラリーマンの人が対象で、給与から天引きされる形で積立てを行うものです。
住宅融資は1年以上行っている、貯蓄残高が50万円以上あるなどの条件を満たした人に適用されます。
その他、財形貯蓄残高の10倍の額で最高4000万円まで・リフォーム費用の約90%が上限などの条件もあります。
バリアフリーリフォーム融資
住宅金融支援機構によるもので、60歳以上の人がバリアフリー目的のリフォームを行う際に受けられる融資です。
部分または耐震工事に適用されます。
また、支払いに大きな特徴があり、毎月の支払いは利息のみで、借入主が亡くなったとき、相続人が一括して支払うしくみです。
また、限度額は最高1000万円で、連帯保証人が必要となります。
詳しくは、下記の住宅金融支援機構ホームページをご覧ください。
住宅金融支援機構ホームページ:https://www.jhf.go.jp/loan/yushi/info/saigai_reformbf_revmo/index.html
中古住宅の購入とリフォームのセットローン
「フラット35」は、中古住宅を購入してリフォームする際、購入資金とリフォーム費用を併せられる一体型のローンです。
フラット35は固定金利のため、資金計画が立てやすいというメリットがあります。
変動金利・固定金利・固定期間選択型の違い
ローンの金利には、変動金利と固定金利、固定期間選択型の3種類があります。
変動金利
変動金利は期間ごとに金利が見直されるもので、半年ごとの見直しが一般的です。
金利が変動しても5年間は返済額が変わらず、万が一その間に金利が上がって5年後に返済額がアップしても、上限は125%までと決まっています。
ただし、金利が上がれば利息が増えるというデメリットがあります。
●メリット
・およそ半年ごとの金利見直し
・金利が下がれば返済額も減少する
・金利は固定金利より低く設定される
●デメリット
・金利が上がる可能性がある
・金利の上昇が続くと元金の返済が進みづらい
固定金利
固定金利は、返済中の金利がずっと一定額に固定されるというものです。もちろん返済額も変わりません。
●メリット
・金利・返済額ともに変わらない
・資金計画が立てやすい
●デメリット
・金利が変動金利より高めに設定される
・世の中の景気が良くなっても金利は据え置き
固定期間選択型
固定期間選択型は、3・5・10年というように金利を固定する期間を選べるタイプです。
固定期間選択型は固定期間が終了した時点で、変動型か固定期間選択型かをその都度選べます。
ローンの審査内容
気になるローンの審査内容は、リフォームローンでも住宅ローンでもさほど変わりありません。
国土交通省が発表した「H30年度 民間住宅ローンの実態に関する調査」によると、以下のような項目が主であることが分かりました。
・借入時年齢
・完済時年齢
・年収
・勤続年数
・担保評価
・健康状態
・連帯保証
ただし、リフォームローンのほうが審査の基準自体が比較的ゆるめといわれています。
リフォームのローンは自分に合ったものを選ぼう!
リフォームで使えるローンの詳細は以下のようなものです。
・リフォームに使えるローンは、リフォームローンと住宅ローンの2種類
・リフォームローンの種類は銀行・バリアフリーリフォーム融資・財形住宅融資・一体型がある
・金利には変動型と固定金利、固定期間選択型がある
・ローンの審査内容は大きく7項目
夫婦2人のみや二世帯同居、これから子どもの教育費がかかるなど、各家庭で将来の資金設計も大きく変わると思います。
弊社には住宅ローンアドバイザーがいますので、お気軽にご相談ください。
ぜひ、将来を見据えた無理のないリフォームローンを考えましょう!