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築43年木造住宅リノベーション 耐震補強編 その22022.08.08
八王子市で築40年以上の木造住宅をリノベーションの施工事例です
腐りの状況を見ると、特に上部の窓台からの浸水が主たる原因かと
今日の本題は、耐震補強です
壁の重要性
地震に強い建物を造るには、揺れに対抗する丈夫な壁をバランスよく配置する
一般的な木造住宅を「在来木造住宅」とか「在来工法」と呼びます
その他に2X4(ツーバイフォー)住宅も木造住宅です
間取りの変更や補強をしやすいのは、在来工法の住宅です
一方で、そもそもツーバイフォー住宅は耐震性があるとされています
耐震補強の基本は筋交い(すじかい)
壁を耐震補強するのに、最もスタンダードな方法は筋交いを入れることです。
下の画像は筋交いによる補強をした例
バッテンに入れることを「たすき掛け・ダブル」と言います
古い住宅にも筋交いが入っていることはありますが、耐震金物が付いているものは新しい基準になってからですね
筋交いを入れて、金物で留め付ける
これが耐震補強の基本形です
耐震補強は、建物の剛性を強くします。イメージ的には地震で歪まないように踏ん張る感じ
制震工法という考え方もある
下の画像は今回採用した制震金物の一例です。
制震とは、イメージ的には 柳に腕押し の感じ。
地震の揺れを、吸収して受け流すみたいな。
この住宅リノベーションでは「ミューダムR」という制震工法を採用
耐震補強しながら、制震機能を追加できるというのが良いと思いました
現場での施工も大工さんにわかりやすくて簡単なことも採用理由の一つです