HOME>リフォームブログ>築43年木造住宅リノベーション 耐震補強編
築43年木造住宅リノベーション 耐震補強編2022.08.07
八王子市犬目町で築40年以上の木造住宅をリノベーションの施工事例です
古い木造住宅について最も不安に思われること
地震で崩れませんか?(耐震性能)
正直に申し上げますと、耐震補強は出来ますが、倒壊しないという保証はできないのです。
耐震補強の王道
1.屋根を軽くします
人間も頭が重たい状態で体を急に横に揺すぶったら、腰や首、背骨を傷めそうだと思いますよね
住宅も同じ、屋根が重いと耐震面では不利になります
だから、瓦のような重たい屋根材をガルバリウム鋼板などの比較的軽い屋根材に交換する事は耐震面で有効です
大きい屋根の場合、半面ずつ作業を進めることもあります。
一度に全部瓦を剥いでしまって、雨が降ってきたらOUTなので。
防水シートが張れたら、次のエリアに進むようになりますね
まずは屋根を軽くすることで、耐震性能が向上(地震時の建物の負担軽減)を図ります。
誤解のないように補足です
耐震面で重い屋根は不利ですが、屋内の快適性能、断熱性能、素材の耐久性としては
瓦屋根は大変優秀な材料です。やはり日本古来からの気候風土の中で普及したものですから。
あくまで、耐震という面では不利というだけですから
次回は建物の耐震補強についてお話しします