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リノベーションで失敗しないための4つの注意点!ホームインスペクションや保険制度など2019.07.19
こんにちは。
八王子市・日野市を中心に安心して長く暮らせる住宅リフォームを
提案している新井建設、 一級建築士の新井与四和(あらいよしわ) です。
「信頼できる不動産会社や業者はどうやって見極めればいいの?」
「工事中や完成後にトラブルが起きたらどこまで対処してくれるの?」
リノベーションする際の大きな不安は、工事内容がしっかりしているか、どんな保証ついているのかなどだと思います。
工事が始まってから劣化が見つかり追加工事が必要になった、住んでから結露や水漏れによるカビが発生したなど、リノベーションのトラブルは後を絶ちません。
今回は、リノベーションする際に失敗しないための4つの注意点についてご紹介します。
リノベーションのトラブル例
自分の思い通りの住まいにすべくリノベーションしたのに、工事中の思わぬトラブルや住みはじめてから分かることなどがあります。
[リノベーションのトラブル例]
・工事が始まってから劣化がみつかり、追加工事が必要と言われた
・工事が終わってみたら、打合せ時と仕上がりが違う
・詳細な契約書を結ばなかったためにクレームを受け付けてもらえない
・大手メーカーと契約したのに、別の施工会社が入りずさんな工事をされた
・工事期間が当初の約束より延長される
工事が始まってから、または終わってからこれらのトラブルがあっても、「工事が始まってから分かったので変更せざるを得なかった」と言われてしまえば、素人では太刀打ちできずに泣き寝入りすることも。
そんなことにならないように、リノベーションの際に注意するのは、以下のことに気をつけましょう。
1. 保険制度の確認をする
リノベーションでトラブルがあった際、心強いのが保険制度です。保険制度には以下のようなものがあります。
・住宅瑕疵担保責任保険
リフォームやリノベーション時の検査と保証がセットになった制度。保証期間中に欠陥が見つかった場合、保険法人が保証してくれる
・地盤保証制度
地盤トラブルによって住宅が損壊した際に、修復費用が保証される制度。施工前に地盤保証機関による地盤調査が行われる。
・完成保証制度
工事中に万が一施工業者が倒産しても、工事の中断や引き継ぎに発生する増嵩工事費用や前払金などを一定限度額内で保証して、発注者の負担を最小限に抑えてくれる制度。
保険制度の充実は、良いリノベーション会社を選ぶ際の一つの目安となります。契約する前に、保険や補償制度の有無を確認しておきましょう。
2. ホームインスペクションを活用する
ホームインスペクションとは、第三者機関による検査制度のこと。購入者の安心のため、契約した不動産会社とは別の、利害関係のない第三者機関が公正に住宅を診断する制度です。
第三者機関は国土交通大臣から認可されている住宅診断士や一級建築士。建物の劣化状況や欠陥の有無などを調べます。
瑕疵保証は、新築の場合10年ですが、リノベーションの場合は2年間です。工事してから2年後にみつかった瑕疵については個人負担となるため、できるだけ工事前に劣化や欠陥などを見つけておきたいものです。
個人で頼んでも良いですが、5万円からの費用がかかるため、導入している不動産会社に予め依頼するのがおすすめです。
3. 契約書をきちんと交わす
今では少なくなりましたが、街のリノベーション・リフォーム会社の中には、未だに契約書などを作らずに施工に入る業者がいると聞きます。
もし、契約書を作らずに施工中のトラブルなどになった場合、言った言わないの水掛け論に発展しかねません。
どんなに信頼できる会社だとしても、契約書は必ず作成してもらいましょう。
4. 施工中や引渡し時のチェックは入念に行う
打合せをし、プランが固まったら工事が開始されますが、工事に入ったら任せっきりというのではなく、時々足を運んで自分の目でチェックしましょう。
また、細かな部分の写真を撮っておくのも重要です。何かトラブルがあった際には、証拠となるからです。信頼できる施工会社ならクライアントの不安も分かっているので、写真を撮っても嫌な顔はしないはず。
工事が完了して引き渡しが行われる際も、様々な箇所をチェックしましょう。後から瑕疵が見つかった場合、「引渡し時に何も言われなかった」と押し通されるケースもあるからです。壁紙や水回りの設備、外壁などをくまなく点検することが重要です。
4つの注意点で安心のリノベーションを実現!
リノベーションの際に失敗しないため、以下の4つの注意点をご紹介しました。
・各保険制度
・ホームインスペクション
・契約書
・施工中と引渡し時のチェック
安心してリノベーションするには、信頼できる施工業者を選ぶことが第一ですが、その目安としてはホームインスペクションや保険制度の充実などを確認することが重要です。
また、信頼していても万が一のために契約書を取り交わすことと、自分の目でチェックすることを忘れずにしましょう。