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中古物件の購入で絶対失敗しないための3つの注意点2019.07.03
中古物件をリノベーションして、快適に暮らす人が増えています。中古物件は新築よりも低価格で手に入り、浮いたお金で自分好みにリノベーションできるのが最大の魅力です。
でも、実際に中古物件を選ぶとなると、素人にはなかなか判断がつかないもの。大きな買い物なので、後悔はしたくないですよね。
そこで今回は、中古物件を選ぶ際の注意点をご紹介します。中古物件をリノベーションしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
1. 住宅のコンディションを見極める
住宅のコンディションは、中古物件を購入する上でもっとも気になるところです。外から見た状態はもちろんですが、見えない部分は補強の必要性からリフォーム費用がかさむ場合があるので、注意しなければなりません。
見えない部分の判断はなかなか難しいものです。特に注意したいのが、基礎や柱などの枠組みと、水回りです。骨組みや設備系は、築年数が経っているほど老朽化が進んでいるのでリフォームが必要になります。
目に見える表層部分がキレイだと安心しがちですが、見えない部分こそ注意したい点なのです。
こうした見えない部分の判断は、一級建築士などの専門家に委ねるのがおすすめです。売り主の不動産会社が行う場合は同時に依頼できますが、そこまでしている不動産会社は少ないのが現状。
そんなときは、リフォーム会社に依頼するのが得策です。なぜなら、数多くの物件をリフォームしているので、チェックポイントを正確に抑えているからです。
また、そのままリフォームを依頼することもできるので、より親身になって相談に乗ってくれますよ。
2. 瑕疵(かし)担保責任はついているか
瑕疵担保責任とは、購入後にみつかった瑕疵部分を、売り主が負担するという補償制度のことです。例えばひび割れや雨漏れなど、構造上の不具合です。
新築の場合は10年間の保証がありますが、中古物件の場合は2年間しかついていません。また、2年間というのも売り主が不動産会社など企業の場合で、個人が売り主の場合には保証がないことも。
もし中古物件を個人から購入する場合には、保証の有無や期間などを確認しましょう。
ただ、中古物件を購入してリノベーションする場合、リノベーション適合住宅(R5住宅)の認定を受ければ、建物の構造に関わる部分の保証を5年間受けられます。
R5住宅認定は、リノベーション協議会の会員となっているリノベーション会社のみが行えます。
3. 住宅ローンを組むための条件
中古物件を購入するにしても、できるだけ低資金で抑えたいですよね。そこで思い浮かべるのが住宅ローン。住宅ローン控除は中古物件にも適応されますが、条件があります。
[中古物件に住宅ローンが適応される条件]
・自らが居住すること
・住宅の床面積が50平米以上であること
・現行の耐震基準を満たしていること
・年収3,000万円以下であること
・借入金の償還期間が10年以上であること
・リフォーム費用を含む借入の場合、工事費が100万円以上であること
このうち、耐震基準についてはより細かな条件があります。
木造の場合20年以内、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートの場合25年以内に建築されていることまたは建築士などが証明したもの、既存住宅性能評価に置いて耐震等級1以上が確認されたもの、瑕疵保険に加入していることです。
[中古住宅の耐震性の要件]
・木造20年以内
・耐火構造25年以内
または以下3つの証明書があること
・耐震基準適合証明書
・既存住宅性能評価書
・既存住宅売買瑕疵保険の付保証明書
ちなみに既存住宅売買瑕疵保険については、中古住宅の検査と保証がセットになった保険のことです。
中古物件を購入する際の注意点のまとめ
リノベーションして暮らすために中古物件を購入する際、失敗しないための注意点は以下の3点です。
1. 住宅のコンディションを見極める
2. 瑕疵(かし)担保責任はついているか
3. 住宅ローンを組むための条件
素人だけではなかなか判断しにくい点も多いですが、事前に知っておくと後悔せずに済みます。
また、資金面については、他に受けられる給付として「すまい給付」などもあります。
弊社には一級建築士を持つスタッフがいますので、もっと詳しく知りたい方は、お気軽にお尋ね下さい。