外は春爛漫、桜が綺麗に咲きそろっています。
生命の息吹が日に日に強く感じられるようになっています。
上田さん、あなたはこれらの美しい花々を見ることなく逝ってしまわれたのですね。お別れの会には多くの方が参加されていましたよ。あなたのお人柄でしょうね。私は上田さんとお仕事を出来るようになって、まだ2年余りでしたが、本当に色々教えていただきました。これからも仕事を通して益々良い関係が築いていけるものと思っておりました。上田さんの考える家づくりが時代に求められているなあと感じていた矢先の出来事でショックです。
最近、ホームページからのお問い合わせが多くいただくようになりました。上田さんと一緒にさせていただいた、お仕事がきっかけで私たちの家づくりの方向性が固まったことが大きな理由だと思います。あなたに出会ったからこそ、私は自分達の家づくりに自信を深め、ハンドメイドの良さ強く感じるようになったのです。そしてそういう家を欲しいと言う方からご連絡いただいているのです。時代があなたを必要としている証拠だと私は思っています。
上田さん、あなたは本当に誠実で真面目な方でしたね。愚直なまでにお施主さん思いで、面倒見の良い設計者でした。私共の協力業者達も快く仕事が出来ると言っていたんですよ。分離発注の業者には「バックマージンなんかいらないからその分施主に安く提供してくれ」と常々おっしゃっておられたそうですね。
あなたが緊急入院されて半年あまり、きっとご家族や周りの人に気持ちを整理する時間をつくるために頑張られたのでしょうね。
上田光喜さん、私は短い間のお付き合いでしたが一生心に残る仕事をご一緒させていただきありがとうございました。一緒に造った2件の家は私が一生をかけてお付き合いしていきますから、ご安心ください。
残されたご家族に幸多きことをお祈りいたしております。
